2009年04月18日

スロープソアリングの楽しみ (その3)

スロープソアリングの楽しみ (その3)


スロープソアリング、優雅でなんだか面白そうでしょう!

でも本音からいいますと、
高い山の上から谷や海や下の村などに向かって模型飛行機を投げるのは、
ちょっと恐いし勇気がいりますよ。
今でもその日初めてグライダーを投げる時は、緊張します。
バンジージャンプで飛び降りる時とまでは言いませんが、
「これで大事な機体が壊れても良い、失っても良い」と覚悟する
「いさぎよさ」みたいなものが、必要とされます。

なにせ大枚をはたいて購入したキットを何ヶ月もかけて組み立て、
手間隙かけてサーボモーターやら、受信機やら、リンケージ(舵が動くようにするしかけ)やらを取り付け(これがまた値段がバカにならない)、
お化粧のため塗装したりマークを貼り付けたりと、
お金と労力と愛着が目一杯詰まっている「恋人」を、
谷に向かって投げよう・・・ってわけですから。

でも、この緊張感がまたスロープソアリングの醍醐味なのですよ。
手から離れたグライダーが谷にむかって下降していくのをはらはらしながら見守っていると、十分に機速の着いた機体は谷から吹き上げてくる風を捕らえて滑空し始めます。
風が十分に強いと上昇成分も大きいので機体は徐々に上昇し、
自分の目の高さより高く持ち上がってきます。
その時、はじめてやっとホッとするのです。
なぜなら、自分より高く上がった機体は、もし風が急に弱くなっても
滑空させて自分のそばに着陸させられるからです。

もし、機体が上昇しないときはどうするかというと、
風が強くなって上昇成分が大きなり機体が上がってくるのをしばし待つか、あきらめて山の中腹に不時着させるしかありません。
この見極めがむずかしい。
待っている間に上昇してくれれば結果オーライですが、沈下が続けば機体はさらに山の下のほうに降りていってしまいます。
したがって、これ以上上昇は期待できないと判断した時点で機体を降ろすわけ(山の中腹に不時着させる)ですが、これがまた大変。
基本的に樹木の少ない、丈の長い草の茂った斜面で飛ばすので、
不時着させても大破することはありませんが、
問題は不時着した機体を回収することです。

何せ不時着した場所は斜面角度45度くらいの急斜面。
しかも自分の背よりも高い草や潅木を掻き分けて、
その中に沈んだ機体を見つけるのは容易なことではありません。
機体捜索用にピーピーとなるようなブザーを機体につけたりしますが、
風と草の音に消されて聞こえにくい。
不時着した際の衝撃で電池がはずれ、ブザーがならない場合もあります。
そのため捜索のために1日中かかったこともありますよ。
なかなか恋人を諦らめきれないので・・・・。

また、機体を発見してからも大変。
下山中は斜面を滑り降りるように下れても、
こんどは4m近い機体を担いで45度の斜面を登るのですから。
10歩登って息をととのえ、また数歩登って息を整えしてやっと山頂にたどり着きます。
着いた時にはハアハア、ゼイゼイもう二度と飛ばしたくないと思いますが、しばらくして息が落ち着いてくると、
またぞろ飛ばしたくなってくるから不思議。
懲りませんね。

初心者のうちは、グライダーを飛ばしている時間より、
探索、回収している時間の方が長かったですよ。

それでもこの緊張感の中で、翼の長い無駄のない流線型の機体が
鷲や鷹やとんびやかもめのように羽ばきをせずに優雅に滑空するのを見たら、失神してしまうくらい感動します。
あまりに気持ちよいので、多少のつらさもなんのその。
この世界にハマってしまうのです・・・・。
この醍醐味は飛ばしてみた人でないと味わえないでしょう。







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